Koni chiffon

インドネシア生活を記録します

テロの恐怖

覚書。

1/14(木) 午前10時38分。
ジャカルタ中心部タムリンにて30人以上が死傷した爆弾テロ発生。

当日、私は日本人学校の係の仕事を学校で行っていたため、テロの事実を全く知らず。
担任の先生からタムリンで爆弾テロがあったこと聞かされてすぐ、主人からのメールを確認。
【会社近くのサリナデパートで爆弾事件があった。気をつけて。】
他人事のような事件が主人の身近で起こっている。胸がざわざわする。
すぐに主人に電話をして無事と状況を確認。まだ何もわからず、情報がかなり錯綜している様子。
学校では緊急職員会議が行われ、緊急連絡網が回った旨を担任より知らされたため、しばらく学校に滞在し連絡網を回す。
その後長男を連れて下校し、そのまま幼稚園に向かい下の2人をピックアップする。家が現場に近くて帰れない友人親子を連れて幼稚園を後にする。

家まで辿り着くまでの短い道中に、ジャカルタのグループLINEに様々な情報が入る。
【犯人がジャカルタ市内40ヶ所のモールに爆発予告したらしい】
【犯人がライフルを持って現在も逃走中らしい】
【4ヶ所で爆弾事件発生したらしい】
とにかくアパートの部屋に入るまでは気が気じゃなく、周囲を警戒しながらの移動。

自宅待機中、アパート内の友人が子ども連れで合流。
子どもたちは訳もわからずいつものように和気あいあいと遊んでいる。
みんなと話すうちに緊張感がずいぶんほぐれる。

16:18 BBCニュースにて、ジャカルタ警察曰く事件は終了。恐怖しないようにとの呼びかけ。

友人達は一斉に帰宅。
主人はいつもよりも早い時間に無事帰宅。
会社からわずか300mの場所で事件が起こったと聞かされ、鳥肌が止まらなかった。

本件は、イスラム過激派による武装グループによる攻撃で同グループ4人を含む計8人が死亡、20人以上の負傷者が出た2ヶ所同時爆弾テロ事件だった。
犯人グループの全容は明らかになっていないため、今後さらに大規模なテロが起こりうる可能性があるとの事。

翌1/15(金)は日本人学校は臨時休校となり、幼稚園は自由登園となってため念のため休ませる。
人が沢山集まるモールには近づかないようにとの事。
朝一アパート近くの日系スーパーにて当分の食料を調達。未だ見た事の無い混雑ぶりだった。
その後はアパートから出ず過ごす。

この覚書を書いている今は、1/21(木)。事件からちょうど1週間。
街も学校も、もうすっかりいつもの日常をとり戻しているけれど、沢山の人が集まるモールには私はまだ怖くて近づけないでいる。