Koni chiffon

インドネシア生活を記録します

インドネシア行き決定の瞬間とその後の子どもたち

覚書きです。

インドネシア行きが決まったのが3月末。
仕事中の主人からの1本のSMSでまず報告を受けました。


おーまじか。
思わず口にでる。
すぐに、希望が叶った主人からの意気揚々とした着信。

インドネシアかー、どんな感じの所なんやろ?」
との私の返答に、何かを察した長男(小学校入学を間近に控えた7歳)は大きな声で泣きだしました。
「嫌だ!絶対に行かない!」
こちらの騒ぎに気付いた主人は、
「 …泣いてるね…切るね」
意外な長男の反応に、ションボリ意気消沈して電話をきりました。

その夜はインドネシア行きに関する家族会議。

「僕は行かないから、お父さんそのお仕事断ってね」
「でもお父さんは、すごくやりたかったお仕事だから行きたいと思ってるよ」
「嫌だ。僕は行かないからね」
「じゃあいいよ、お母さんと子どもたちでここで暮らすか?お父さんとは一緒に暮らせないけど」
「…‥嫌だ…それはもっと嫌だ」
「じゃあ一緒にいってくれる?」
「……(涙)」

それ以来、約4か月をかけて少しずつインドネシアの話をしてきました。
まずは国旗を知って、世界地図を見て、本を読んで、写真を見ながら話をして…
長男、3カ月くらい経ってようやく、泣かずにインドネシアの話を出来るようになりました。
長かった…。

ちなみに、妹(幼稚園年長組の5歳)は「次はどんなおうちかな〜」と呑気な反応でした。
この差は性格なのか年齢なのか。(笑)
もちろん弟(2歳)は何も分かっていません。

子どもにもたくさんの複雑な想いがあって、選択があって、出会いと別れがあって、その中で必死に生きているんだなと感じた4ヶ月でした。
今は新しい生活をすごく楽しみにしています。
帰国の時、子どもたちが何かを得て笑顔で帰れますように。